麻辣肉団子

ひとり暮らしを始める男の子を応援するための、レンチンクック考察、3晩目。

この、ひとり暮らしのごはんで一番考えなくてはいけないことは、1回買った食材をうまく使い切ることだと思うの。

というのも、一番のお金のロスは、あれもこれも浮気して買って食材を捨てることで、結果、コンビニめしを買って食べたほうが、どんなにか安上がりになる事態を招くことになってしまうから。

もちろん、塩分や糖分を控えられるし、自分好みの味が食べられるから、自分で作ることは大事だと思うのだけど、浪費を生み出しては元も子もないよね。

わたしみたいに偏食人間だったら毎日同じものを食べ続けてもぜんぜん気にしないけれど、味が違うほうが嬉しい人の方が多いのでは?

ということで、昨日買ってきた食材を使って、別の味付けのお料理を作ります。
昨日は鶏すき焼きで、鶏のお醤油味だったから…
今日は、豚挽肉を使って中華にします!
寒いから、身体が温まりそうな麻婆豆腐な味はどうかしら?

さてここで、タイトルではなぜ麻婆(マーボー)とせず麻辣(マーラー)としたのか?
麻婆豆腐発祥の中国では、かくかくしかじかあって、麻辣のほうが使われるんですって。
お料理の味から言っても、マー(痺れる)でラー(辛い)な方が合ってそうよね。

さて、この痺れるを意味する麻(マー)。
花椒(ホワジャオ)と呼ばれるスパイスの、山椒のような舌がピリピリ痺れるのを表す言葉で、日本の家庭で普及した麻婆豆腐には一味足りないものなのよね。
やっぱり、このマーを効かせてこその、麻辣味だと思うわけ。
なので、しっかり花椒を使ってシビレさせていきますわよ!(お好みで)

昼間仕込んだ丸鶏を使った鶏湯(ジータン)といい、今日は中華な日だねぇ?


<材料(1人前)>
豚挽肉 150gくらい(タンパク質量約21g)
生姜 1カケ(入れると旨い、なくてもOK)
片栗粉 小さじ1くらい(入れると口当たり滑らか、なくてもOK)
塩 0.8%弱(お肉150gなら1g)
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〔昨日買った食材〕
 白菜1/4 2、3枚
 長ネギ 1/2本
 ニンジン 3cmほど
 セリ 4本ほど
 えのき ひとつまみ
 椎茸 1本
 豆腐3パック 1/2パック
 あ!しらたき忘れてたけど、入れてもよさそう♡
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麻婆豆腐の素 適量
 ※本格的にマーでラーなのを作る場合は、こちら
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※すき焼きに、牛だけじゃなくて豚や鶏で作るレシピがあるように、もちろんタンパク質は、鶏肉でも牛肉でもオッケー!

材料イメージ こんなかんじの量!

まずは、MICROWAVE COCOTTE COOKERの底から、そぎ切りした白菜、短冊切りしたニンジン、薄切りした椎茸、適度な長さに切ったえのき、麻婆豆腐の素の順番に入れていきます。
どんな順番でもいいけれど、上から旨味が降ってきて下の食材が吸う、って感じのイメージかな?
この場合だと、調味料と全ての食材の旨味を、白菜に染み込ませるってかんじ。

これを、レンジに4分かけます。

その間に…
挽肉に、生姜、塩、片栗粉を入れて、手でこねこねします。

お野菜をチンしている間に、挽肉をこねこね

そうこうしているうちに、チンが終わるので、取り出した鍋の中身を混ぜて、味を馴染ませます。

ここまでカサが減るよ!

ここに、ひとくちサイズにお団子にした挽肉を鍋に沿って一周並べて、空いている中央に豆腐を入れる。
その上から、斜め切りした長ネギと、食べやすい長さに切ったセリを乗せる。

こんなかんじ!

これで、レンジに5分かけます。

わかりづらいけど、下の写真くらいまでお野菜からでた水分があがってきます。
すごい量だよね!

お野菜からたっぷり水分がでるよ!


で、味見をして塩加減などを調節して、最後にもう1分レンジでチン!

できあがり!

ジャジャーン!
いい香りとともに、できあがりました♡

今回、レシピでは市販の麻婆豆腐の素を使う流れにしてみましたが、実際には中華調味料を合わせて作っていますb
少しづつ料理への興味が沸いて、もっと本格中華が作りたいぜ!となったら、自分で調味料を合わせて作るのをおすすめしちゃう☆

その場合のレシピはコチラ。

<麻辣味の材料>
 豆板醤 小さじ1(辛いのでお好みの量、なくてもOK)
 甜麺醤 小さじ1
 豆豉醤 小さじ1/2(入れなくてもOK)
 花椒(ホワジャオ) 適量(入れなくてもOK)
 ニンニク 1/2カケ
 片栗粉 小さじ2(小さじ1の水で溶く)
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ユウキ・ガラスープ 小さじ2
砂糖 小さじ1(甘めが好きな場合)
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辛い豆板醤と花椒については、入れなくてもOKとしていますが、マーもラーも入らないマーラー味は…
はて、何味になるんだろう?
ちょっと食べたことがないのでわかりませんが、結果美味しくなれば何でもOKと思います!
フィーリングだいじb

今回使った、マーでラーな味を作る中華調味料

【中華スパイスについて】
なかなか減らないけれど、賞味期限はあるものの消費期限ではなく、冷蔵庫で保存すればまず腐らないので、持っておくのもいいかも?

◎豆板醤(トウバンジャン)は、辛い中華が好きだったら常備しておいていいと思う。野菜炒め、焼きそば、ラーメンなどなど、何に入れてもグッドb
辛いのが苦手な場合は、揃えなくてOK!
◎甜麺醤(テンメンジャン)は、回鍋肉や肉味噌(ジャージャー麺)に使えて便利!
◎豆豉醤(トウチジャン)は、これがないと困る!みたいなお料理が少ないので、なくてもOK!本格中華を目指すなら、揃えておきたいb
◎花山椒(ホワジャオ)は、舌の痺れが好きだったら、実と粉、両方持っておくのをオススメ。

ここに、お好みで八角(はっかく・スターアニス)だったり、丁子(ちょうじ・クローブ)を入れたりすると、「この味、どこかで食べたことある…!」な味になります♪

料理は冒険してこそ面白い!
いろいろお試しあれ。

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