ニホンスイセン

スイセン

1月5日 姪の預かり 18:00〜
1月6日 姪の預かり 18:00〜

スケジュールに書かれた姪の名前をみながら、
あれ、2日続きであるんだ…
なんて思いながらお迎えにいったら、

姪:今日はお母さんだよー

あれれー?

んー、よくわからないけど、
わたしのスケジュール帳に書いてあるんだよ〜
といって、ひとまず引き取りながら
姉に「受け取ったよー」のLINEを送る。

これで、今日がお守りの日じゃなかったら、
誘拐だよなー…なんて思いつつ。。

そこに、姪のお友だちのお母さんがきたので、
そのお友だちと一緒に帰ることに。

子ども2人がわーきゃー暗い道を走るのをみながら、
ふと、そのお母さんが持っていた袋から、
スイセンのようなお花が顔を出しているのが見えて、

(スイセンみたいだけど、小ぶりだし、なんだろう?

と思っていたら、
別れしなに、その袋からチューリップを取り出して
(チューリップもあったんだ!
姪に渡してくださって、
その直後に、
はいどうぞ!って、わたしにもくださったの。

わぁ!ありがとうございます!
お礼を言いながら、
それって普通のスイセンですか?なんて、
思い切ってスイセンの話を切り出してみたら
これは多分そうだと思う、じゃぁコッチをどうぞ!って、
チューリップと交換までしてくださって。

まるで下心丸出しなうえ、おねだりしたみたいな構図だったから、
違うんだぁーッ!って叫びたい感じだったけど、

密かに、やった!
これで、帰ってからねじねじ観察できる♡


花瓶なんてお洒落なものがないお家なので、
昨日、コンビニのワインを飲むのに使ったワイングラスに
ワシャシャっと適当に突っ込んでみる。

むずかしい。


あなた、生花には人が美しいと感じる何百年も続くルールがあるのよ

実家でお花を生ける度に母から講評をいただくんだけど、
まぁそこに花的なものがあればいいじゃないか、
なんて、適当なことを言っては自分を慰め続けている。

そのうち、お花も通ってみたいな…
って思ってから、もう何年たつだろうか。


さて、このスイセンのようなもの。

わたしの知っている、実家の庭に植っているスイセンは、
なんとなく大振りでボヨヨーンなものなの。

それからすると、お花はずーっと小さいし、鈴なりに成っているし。

で、ググってみましたところ、
ニホンスイセンと、タゼッタ系のミノウが候補にあがったんだけど
ミノウは背丈もとても小さいみたいなので
「ニホンスイセン」なんじゃないかと。

推定ニホンスイセン。
可憐なんて言葉、なかなか使わないし、
使い慣れないからちゃんと発音できるか怪しいけれど、
とても可憐で美しい…!

ナルキッソスのお話なんて、
想像してもお花に魅力を感じていなかったからフーンだったけど
この花なら納得がいく!

”水面に映った自分に口付けをしようとして
そのまま落ちて水死した。”


いっぽう、姪を連れて姉の家に行ったわたし。

これでお迎えの日じゃなければ、
誘拐したうえ、住居侵入罪までついてくることになるよね。

今日はよろしくの連絡がきていないうえ、
冷蔵庫の中を見ると夕飯が用意されていないので、
これはやっぱり間違えている…!
ような気がする。

いや、ような気じゃなくて、そうだ。

ただ、もう姪を引き取って家にいるので引き返すこともできず、
ひとまず見かけた材料を取り出して
ごはんを作って食べさせていたところで、姉からの電話が鳴り、
やっぱり今日はお守りの日じゃなかったことがわかる…

誘拐して、人の家に上がり込んだうえ、飯まで作るっていう。
人の家に入っては物色するのが当たり前なRPGゲームでも
ここまでのことはしないよね。

いや〜笑えるねぇ!なんて話しながら、姪に誘われてかるたとり。

年末年始はずっと父と母とだけだったので、
とんだハプニングから、
思いがけず、お正月らしい楽しい夜を過ごさせてもらっちゃいました。


水面に映った自分に惑わされたナルキッソス。
自分が記したであろうスケジュールに翻弄されるわたし。

スイセンと向かい合うナルキッソスを思い浮かべながら
おっちょこちょいなわたしも可愛いじゃないかと
しばし自分を慰めてみる。