包丁選び

○氏 :なんか、いい包丁を買った方がいいのかなぁ?
わたし:切りづらいの?
○氏 :鶏皮がキツい!

オンラインで一緒にごはんを作っていたら、
ふと包丁の話しになって。
鶏皮が切りづらいとかあまり経験したことないから、
それは大変そうだな…と。

この方が使っているのは、
つい12月頭に買ったばかりのステンレスの三徳包丁。

わたしは、ひとり暮らしし始めたときに、
母に鋼の三徳包丁を買ってもらって
ずっとそれ1本で暮らしながら徐々に包丁を揃えてきたけれど、
なんだかんだ、鋼しか使ってきていないので
「ステンレスの包丁」というものが
どんな切れ味でどんな使い心地なのかよくわからなくて。

とはいえ…
思えば、だれかの家に行って、切りづらいな…!って思うの、
あれぜんぶステンレスだったね…
だから、人ん家お邪魔するときは、包丁を持っていくようになったのよ。
っていうとちょっと物騒よねw

そういえば、実家の包丁も鋼ばっかりだけど、
いいステンレスがあれば、そっちのほうが錆びないし、
研ぐのも楽なのかなぁ?と、
せっかくなので、ステンレスの可能性を探ってみたくなって
いろいろ試してみることにしましたッ。

とはいえ、片っ端から買っていけるほど資金は潤沢ではないので

①安いラインでも名前のあるメーカーのもの
②同じメーカーでも高級なもの
③愛用してる日本橋木屋のもの
形は、およその食材に対応できる牛刀
そして、歯の維持のためのシャープナー

こんなところに絞って触ってみました♪
 

①安いラインでも名前のあるメーカーのもの

ヘンケルスのロストフライ牛刀180mm、2,800円。
ドイツ製で、あのツヴィリングの弟分にあたるメーカーだし、
元値が3,850円みたいだから、そこそこいいんじゃないかと。
何より、ロゴがいいよね!

買ってみました。
手に持ちました。
無理ッ!ってなりました。

ヘンケルス ロストフライ牛刀180mm、2,800円。

 
柄が重く、歯が軽くて、刃先を制御できないというのか…

こんなに柄の重い包丁を持ったことがなかったので
なんで?ってなって、重心をみてみたところ、だいぶ柄の方にありました。

こんなに後ろにあるんだ、と思って柄の後ろの方で持ってみたところ、
バランスはよくなったけれど、柄の終わりと小指が合わない…!

新しい包丁なだけあって切れ味は最高だけれど、
使い込むには使えない包丁かなぁ…という感触でした。

 

②同じメーカーでも高級なもの

ツヴィリング ツインプロHB 牛刀 20cm、12,547円。
じゃぁ、ヘンケルスでも高級なものはどうなんだろう?と、
兄分にあたるツヴィリングでもわりと買いやすそうなものを選択。

届きました。
手に持ちました。
重い。

ツヴィリング ツインプロHB 牛刀 20cm、12,547円。

 
重心は柄の方、だけど、柄も刃も重いの!

筋肉ムキムキな方にはいいかもしれないけれど、
椅子と同化した老婆の前腕にはギシギシとくる。
さすがドイツ製…?

刃に厚みもあるので、
ニンジンのような硬いものを切るときにも、スっと行かない感じ。

これは、「筋肉ムキムキマンのための包丁」に決定。

ハイ、次!
 

③愛用してる日本橋木屋のもの

木屋 エーデルワイス 牛刀 No.160 20cm、19,800円。
やっぱりここは使い慣れた日本メーカーの包丁を…と、
お高いけれど、馴染みのある日本橋木屋の牛刀をお取り寄せ。

箱を開けました。
手に持ちました。
馴染む…ッ!

木屋 エーデルワイス 牛刀 No.160 20cm、19,800円。

 
肩入れしているわけではなくて、馴染むの。
バランスをみると、柄と刃のちょうど境目。

刃の薄さもいい感じで、ニンジンにスっと包丁が吸い込まれるかんじ。

シャレっ気めいて、外国製のものになんて手を出すんじゃなかった!
ってことになるんだけど、
それでも、1、2食使って試してみないことには分からないものだと思うの!;;

 

刃の維持のためのシャープナー

シャープナーひとつとっても、種類がたくさんすぎて分からない…!
そこで、ざっと調べてみたところ、
口コミがよかったコチラをお取り寄せ。

貝印 シャープナー ダイヤモンド & セラミック、1,336円。

3箇所研ぎ石があって、1、2、3と書かれている順番に撫でていくと
シャキっとスパっとなってくれる、という代物。

借りてきた、刃が鈍りまくった、同じく貝印のステンレス三徳包丁。

試しに、シャ!シャ!シャー!とやってみると…

あらぁ〜♡
奥さん、見てくださいよ〜!!

 
ミニトマトがこの通りッ!
サッサッサーと、切れちゃうんですから!

ってなわけです。
すごいです。
まるでカマイタチ。
なんかもう、砥石使うのやめようかな、って思うくらいw

これを使って、どのくらいで刃がまた鈍るか、だよね。
それは、追々検証を…。

 

マイ包丁

今回、3本の包丁を試してみたけれど、
持ってる包丁たちの重心なんてみたことなかったから、
せっかくなのでみてみました!

菊季の牛刀 25cm。
浅草にある直営店でしか手に入りません…;;
もとは25cmあったものが、いまでは23cmに。
だから、もとは、もうちょっと刃先側に重心があったはず。

 

木屋の#6 ペティナイフ150mm。
そもそも小さいから、重心はあまり気にならない…のかな?

牛刀やペティは、両刃で右左関係なく使えるから
上とこの2本は、エブリデー、エニタイム使う馴染みまくった包丁。

 

木屋の義久 左利き用 菜切り 135mm。
お誕生日にプレゼントしてもらった一本。

小ぶりだけど、持ったときに、スっと手に馴染んで、
刃の方に重心があるから安定するかんじ。
桂剥きや、つまを作るときは最高なんだけど、
大根とか縦にズバっと切りたいときはうまく扱えなくて、
出番がとても少ない…

 

木屋の義久 左利き用 出刃 135mm。
菜切り包丁と一緒にお誕生日にプレゼントしてもらった一本。

持ったときに、ズシっと刃を感じるくらい。
このくらいの重みがあるから、鯛やマグロの頭もスパっと行けるのよね〜!

ペティや牛刀では捌けない大型のお魚が捌けるから
出番はそんなにないものの、欠かせないし、失くしたくない一本。

 

木屋の義久 左利き用 柳刃 240mm。
自分の銘を入れた、初めての一本。
いま思えば、カタカナにしておけばよかったなぁ〜!って。
書き慣れていない人が書くと、バランスが悪くなる字だから、
不格好な仕上がりになっちゃったの…;;

出刃とは違った重みの感じ方だけど、
持ったときに刃の方にスっと流れるように重みがくる感じ。
お刺身が痛がらないように切ってあげなくちゃだから、かな?

 

こうやって包丁の重心を見ると、
用途に合わせてよくできてるなぁ!って関心してしまう。
まったく考えずにいままできたけど、
こういう「いい道具」に支えられていままで作って来れたんだなって、
この子たちの能力を最大限引き出せるように
もっと腕を磨かなくちゃなって思うね。

今日はオンラインクッキングがおやすみになったので、
日頃の感謝を込めて、大切な仲間たちを磨きましょうか。