蕎麦寿司で恵方巻

大阪×信州|蕎麦寿司の恵方巻で節分を祝う

ついこの前、お正月を迎えた気がするのに
もう2月。
2月の行事といえば節分だけど、
今年の節分は124年ぶりに2月2日なんだって。

ただでさえも2月は短いのに加えて節分まで1日早まると、
なんだか調子が狂ってしまうねw

小さい頃は、
おにわ〜そと、ふくわ〜うちッ!
なんて言って、あとでお豆を拾うことなんて考えもしないで
豪快に豆をまく父の後について家の中を練り歩いたものだけど、
もういつからか、姪甥のお守りがない限りは忘れて過ごす日になってしまった。

そんな忘れるくらいの節分だけど、
ある時期から「節分くるぞ!」を教えてくれるようになったのが、
突如現れた「恵方巻」というもの。

太巻きの写真とともに太い明朝体で「恵方巻」と書かれ、
節分の時期になるとコンビニの入り口で見かけるようになったよね。
 

恵方巻とは

節分に恵方(陰陽道で吉とされる方角)を向いて、
無言で食すと良いとされる巻き寿司(原則太巻き)のこと。

発祥は、商都大阪とされているみたいだけど、よくわかってないみたい。
具材には、七福神に因んで7種類の食材を使うとされ、
特に決まったものはないそう。

 
最初見かけたときは何がなにやらさっぱりで、
友だちがいうには、どっかの方角を向きながら
太巻きを丸かじりするのだとかなんとか?ってことだったのよね。

たしかに、小さいころは、かっぱ巻きとかが切って出されると、
「まるごと1本を、丸かじりしたいな…」
なんて思ったものだけど、
ひとり暮らしの怠惰な生活をしていれば、
炊きたてのご飯をお釜からダイレクトに全形の海苔に広げて、
かつを節やら梅やらを乗せてぐるぐるっと巻いたものを、
キッチンに立ったままパクっと口に入れることなんてよくあることで(?
でもそれは恥ずかしくて人には見せられない姿なわけで、
まして、せっかくの美味しい太巻きを
一点集中しながら黙って丸かじりするだなんて…(´-`).。oO

ぜんっぜんそそられない。

って感じだったの。

あれから10数年ッ!
イケイケだったわたしもオバサンになり
恵方巻という言葉にも慣れたというより鈍感になり、
ついでに、こういう流行りに乗っておくのもいいのかな?
なんて寛容な心をも持ち合わせるようになりました。

ただ、せっかく流行りに乗るのならば、つまることをしたい。

大阪発祥と云われる風習が、
もともとなかった地方にすごい勢いで乗り込んできたわけだけど、
ただ他所の風習を鵜呑みにするのも癪じゃないか。
ここはひとつ、地のものと融合させてみようと、
信州といえばな蕎麦寿司で、恵方巻を作ってみることにしましたよ♪

 

<蕎麦寿司の恵方巻:材料>

海苔(全形)
蕎麦(ふやけてもパリっとしている、しっかりめの乾または半生麺)
干瓢、お揚げ、焼き穴子、玉子焼き
胡瓜、大葉、茗荷
※ごはん数粒(海苔を留める糊)

最終的には蕎麦つゆを付けていただくことを考えつつ、
干瓢、お揚げ、穴子、卵焼きは、味を濃いめにしておくと
お蕎麦と合いそうです。

<かんぴょう>

干かんぴょう 20g(1袋)
塩 10gくらい
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
煮汁
 酒   300cc
 味醂 100cc
 砂糖 40g(酒+みりんの10%)
 濃口  大さじ3
 薄口  小さじ1
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作り方はこちら

<お揚げさん>

油揚げ 1枚
お出汁 200ml
砂糖  大さじ1
醤油  大さじ1
酒   大さじ1

<玉子焼き>

卵 3個
茅乃舎のだし粉 大さじ1
味醂 大さじ1
薄口 大さじ1
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玉子焼きは、崩れないように味醂を使って甘めに固めに焼いてみました。
穴子は、生がなかったので焼かれたものをデパ地下で調達。

茹でたお蕎麦は、海苔がズルズルにならないように
キッチンペーパーなどで水気をしっかりとり、
縦においた海苔に敷きます。

蕎麦を敷いたら、大葉、茗荷、

その他具材を好きな感じに乗せて、

海苔巻きと同じ要領で、グルグルっと巻き、
最後、ご飯を糊にして、留めます。

きれいに巻けた、カナ?
 

蕎麦寿司の恵方巻

どうやら、そのままバクっと丸かぶりするみたいだけど、
丸々1本なんて食べきれないから
「切ったものを丸かぶり」♪

今年は、丙だそうで、方角は「南南東」ですって。
蕎麦つゆをつけて、いただきます。

ンン〜〜〜〜♡♡

お蕎麦が海苔の香りとともにパラっとほどけたあとから、
干瓢、お揚げ、穴子の甘みと旨味に、大葉と茗荷が爽やかに効いて
まろやかな玉子のお味に、胡瓜が全体をキリっと締める

う…旨い!

蕎麦寿司ってこんなに美味しかったっけ?
と、過去に食べた記憶を遡ってみるんだけど、見当たらないのよね。
だいたい、お味がボサァっとして、食感もブヤブヤして
わざわざ巻き寿司にしなくたって…っていう印象しかなかったんだけど、
これは、それぞれの具材が引き立ちながらも華やかに調和して、
スーパー美味しい。

しかも、お蕎麦がごはんみたいに、どっちり詰まっていないので、
胃にガツっと来なくて、かなりさっぱりいただけちゃう!

ごはんの太巻きより、好きだな…!

流行りの恵方巻で、
まさかこんなに美味しい蕎麦寿司を開拓できるとは思いもよらず。
味の足し算、大成功!
文化の融合も、大成功?!

じゃぁ、南南東を向いて蕎麦寿司の恵方巻を丸かぶりしつつ
歌いながら春を祝いましょうか。

鬼はそと〜
福はうち〜
パラッパラッパラッパラ 豆のおと〜
鬼もいっしょに食べようよ〜♪

ごちそうさまでした!