黒豆が入ったおこわ
といえば、お赤飯と対極にある
「黒飯(こくはん)」を思い浮かべてしまうよね。
これがまた、わたしが生まれ育った地方では、
お赤飯や栗ご飯もそうなんだけど
炊き上がったあとに砂糖水を振りかけたりした、
甘〜いおこわが主流らしいの。
麦茶にもお砂糖を入れたりするお家があるし、
お砂糖消費量がすごく多そう。
と、思ってしらべてみましたら…、
堂々の1位!!
やったぁー!!!
笑っちゃうw
キャベツや味噌の消費量とか、蕎麦屋の店舗数とか、
見始めると他にも長野県らしい1位なものがいろいろあって、
その中で目についたのが、
「横断歩道での一時停止率 1位 72.4%(2020年)」。
大宮に住んでたとき、横断歩道で止まる車を見たことがなくて、
みんなちゃんと勉強したのかなぁ?なんて思ったものだけど、
全国平均21.3%、最下位の宮城に至っては5.7%からすると、
止まらないことが普通なんだな!って、いま認識しました。
人の命が関わるルールでも
守らなくても良いのだ、ということを社会が教えてくれてるのよね!
どうしてもルールが守れなかった?守れない?わたしは、
普通だったのだ。
ヨカッタ!
そんなことを考えながら、
普通は弔事に頂く「黒飯」を、何事もない普段に頂くのです。
オイシイ!
そもそもは、何年か前に、お正月に余った黒豆をつかって、
母が炊いてくれたことに始まるんだけど、
法事で頂いた、冷たく硬くなったうえ甘いものしか記憶になかったから、
ほかほかで甘くないものが、美味しくて、美味しくて!
今年は、余ったもので炊かなかったようなので、
せっかくなのでこの寒い時期に頂いておきたいわ♡
とおもって、帰ったついでに黒豆から炊いて、作りました。
黒豆の甘さは、お節の黒豆と同じに、黒豆1カップに対して40g。
日持ちをさせられるだけの甘さではなく、お豆の味がしっかり残る甘さなので
炊いた時にちょうどよくもち米の甘さに絡んでくれて美味しいのです。
<黒豆>
黒豆 1カップ
水 500ccくらい
砂糖 40g(お節のレシピ本では、これの2.5倍)
醤油 小さじ1/2
塩 ひとつまみ
24〜48時間ほど水に浸した黒豆の水を切り、
鍋に材料を入れ、アクをとりながら好みの硬さになるまで炊きます。
最終的に400ccくらいにキープできれば、いい感じだと思うb(適当!

炊いた黒豆は煮汁を払い、
もち米を入れ、水をはったお釜に入れます。

ポチっとボタンを押したら
できあがり♪

ご飯が真っ白だと、いかにも、って感じになっちゃうけど
ほんのり、黒豆でお米が茶色く色づくので綺麗。

久しぶりに食べたけれど、
もっちり、ほわほわ、ふわっとお豆のお味。
ただお豆を入れて炊いたのとは違って、
炊いた黒豆を使うから、この味が出るのよね。
言ってしまえばただのお豆のご飯だけど、
お豆の種類や、その仕込み方によって味が変わるから面白い。
今度は、黒豆のおこわじゃなくて、
カラフルお豆のおこわ、を作ってみたいね。
ごちそうさまでした!