ちょうど引っ越してから1週間。
ほんとだったら荷造りしながらモノを処分していくんだろうけど
とにかく引っ越すことに専念しなくてはいけなかったから
荷ほどきをしながら、溜め込んだモノたちを整理しているところ。
その中のひとつに、
雑多な袋たちを詰め込んでおいたダンボールがあって
その中から、とても懐かしいバッグが出てきて。
高校3年の受験勉強?真っ只中な(フリしてる)ときに
ハマって作り始めたのがジーパンのリメイクバッグ。
服はなかなかおねだりできなかったんだけど、
布は買ってもらいやすかったから
アームウォーマーとか、パンツとかいろいろ作って着てて、
たしかその延長だったんだと思う。
ジーパンを、腰部がスカート形になるように両脚を裁断して、
裁断したところに底をつけて、
パンツの上部にポケットティッシュカバーみたいな蓋を付けて
裁断面をあえて表に出して縫製した、肩ヒモが長いバッグ。
で、肩ヒモの長さ調節は、デカいダブルクリップを使ってたの(笑
それがね、これが周りに少しウケたみたいで、
友だちから依頼を受けていくつか作ったんだよね。

受験生がなにやってるんだ?
ってかんじだけど、作りたい衝動が止められなくてw
残念ながら、この高校時代に作っていたものは手元に残っていない。
で、ダンボールから出てきたのは、
大学に入ってから高校生の後輩に依頼されて作った
ウエストポーチ形の斜めがけバッグ、
いまで言うところのボディバッグ(かな?
いまでは、老若男女問わずボディバッグって一般的だけど、
当時は、ウエストポーチを肩から斜めがけするのは
ちょっと裏原的なカンジで、(というか裏原全盛期?
おしゃれさんなアイテムだったんじゃないかな。
で、たしかその子が大学に入ったときに、もう使ってないっていうから
記念にもらってきたんだったとおもう。

高校生のころは、ダメージドなカンジが廃頽的でイケてると思っていたし
家にあるのが家庭用ミシンだけだったから、
分厚い部分は手縫いだったりしたんだけど
この掘り出されたバッグは、
多少綺麗?なものを好むようになってから
工業用ミシンとロックミシンを使って作っているから
作りも縫製もけっこう綺麗。

本体と肩紐の接続部分は、ちょっと小物が入れられるようにしてあったり。
我ながら、なかなか気が効いた細工をしているじゃないか、と
にんまりしてしまう。

みた感じ生地が綺麗だから、脚の部分だけ使って作ってるのかな?
ポッケは一度外して縫製してるみたいだし。
ところどころほつれてきちゃってるね。
なんか、あのころは精神底にグラグラしていた時期だし
(むしろ、グラグラしていない時期がない!w
わたしって全体的にガサツだと思ってきたけど、
決して乱暴だったり投げやりではなく、
気持ちを込めて丁寧に作った記憶が蘇ってくるから、
あの当時のわたしでもそういう仕事ができたんだ、って
作ったものを見て分かることが嬉しい。

どうせ塵に戻るだけだ。
と思うから、自分が作ったものは処分していくつもりだけど
たまにこういうものが残っていると、励みになっていいね。
はてさて、
20年後の自分を励ませるもの、
いま、作れているカナ?