マゴチの刺身

真鯒との対峙

以前住んでいた大井町から、品川から南へ徒歩10分ほどの、
旧東海道の風情漂う北品川へと越してきたわたし。

梅安さんや彦さん(『仕掛人・藤枝梅安』池波正太郎著)も
ここを通ったんだろうな〜
なんて思い浮かべるだけで嬉しくなってしまうような場所。

今夜は、千六本に切った大根の鍋にでもしようか…(´-`).。oO

なんてことはさておき、

そう、突如思いついた「長ネギを保存するためのカゴ」を作るのに
ボンドがなかったから、その旧東海道を辿りながら
ブラッと品川駅まで出たんだよね。

エキュートに入っている文房具屋さんと称されるお店に行ったものの
革の手帳、とか、革のバッグ、とか…
鼻血が出そうなくらいシャレオツすぎて
わたしの目指す「ボンド」なんて代物が到底あるとは思えないお店で。。

「大井町かぁ(ヨーカドー)」カァカァ🐦

なんて思いながら、
もうひとつ欲しかった、土曜日のお蕎麦パーティに使う辛み大根を探しに
同じエキュートに入ってるクイーンズ伊勢丹に行ったの。
クイーンズ伊勢丹にならあるでしょ!と思うでしょ?
これもなくて。

「やっぱり、大井町かぁ(阪急)」
(大井町の阪急は、いつ行っても芽葱と辛み大根が置いてあります!

そんなこんな、結局、勝手知ったる大井町へ。
そして、大井町のヨーカドーといったら、
目的がなんであろうと見に行くのが地下の「鮮魚コーナー」。

仕事を探すことがあったら、ここの鮮魚部に応募したい!
って憧れを抱くくらい、ここの鮮魚コーナーはイケてると思う。

実は昨日も来てて(笑
そのときは、大型のイサキが転がってたんだけど980円もするから諦めたの。
今日は…
シマアジ 2980円。
高い。(それでも安い方…

えー…食べたいなぁ…
なんて横をみたら、「マゴチ 1600円」の値札を発見。
どのくらいの型かな…と、脇に目をやると
超大型のプラナリアみたいな形をしたマゴチが横たわっていたので
旬ではないものの、いっちょお買い上げ♡

メゴチはよく捌くけれど、マゴチはとても久しぶりだから
嬉しくて、ルンルン♪

生臭いものをぶら下げながら電車で帰ってきたから
マスクの時代でよかった…と、コロナに少し感謝をするのです。

 

いざ対峙!

大きさ比較にちょうど良い、いつものW500×D270mmのまな板。
それを斜めに横断しているから、
三平方の定理より、50×50+27×27=√3229=56.82…
∴約568mm。

だいたい40cm前後の形が多いことを考えると、
やっぱりけっこう大きい! 

 
背ビレや胸ビレ、エラの脇にあるトゲがけっこう痛いので
ハサミとかで切り落としてから捌く人もいるみたいだけど
そのままいっちゃいまーす!
 

 
ザザザっとウロコをとっていきますb

写真を撮るためにシンクの上でやっているけれど、
シンクの中で剥いだほうが、ウロコが方々に飛び散らなくてイイw
 

 
包丁は、いつもの「木屋の義久 左利き用 出刃 135mm」。

ウロコを落としたら、普通に魚の頭を落とすみたいに
腹ビレから喉元に向けて刃を入れて切り落とします。

メゴチの場合は、背ビレの後ろから頭に向かって皮目に刃を入れて
頭を切り落としながら、皮をベロベローっと剥いていくけど
マゴチの場合は、フツーでいいみたいw
 

 
頭を切り落としたら、腹に刃を入れて内臓を取り出します。
ちっちゃな卵がついてました〜♡
 

 
ササラがないので、
血合に包丁を入れ、爪で搔き出して、水で洗い流しますb
 

 
ここまで磨けたら、あとは三枚におろすだけ!
 

 
肋骨の際がけっこう硬いので、
骨を断ちながら身に刃を入れていきますb
 

 
お魚屋さんとかだと、サーっと一太刀でいくかもしれないけれど、
ヘタッピなので、背や腹の小骨に沿って1回刃を入れてから、
中骨に沿って丁寧に刃を入れるようにしています。
だから、背側、腹側、それぞれ背骨まで2回刃を入れる感じかな?
 

 
で、背骨から身を落とす、ってかんじ。
中骨に沿って刃を入れるから、骨に身が残りにくくて経済的にいいし、
魚が変わったり、大きくなっても方法は変わらずできるから
お魚屋さんみたいなかっこいい捌き方をしたいな〜!
とは思うけれど、ずっとこのままw
 

 
三枚におろせましたー♡
じょうずにできた、カナ??
 

 
そしたら、腹膜を削ぎ取って、中骨を抜いていきます!
がッ!

なんと、このマゴチさん、
骨が太くて骨抜きじゃ抜けなくて…!

あたしの指が壊れちゃう〜(つД`)
って感じだったので、中骨に刃を入れて、包丁で取りました。
鯛とか大型のお魚は、こうしちゃう。
 
で、皮を剥ぎます。
身離れがとてもよくて気持ちがイイ!

 
はい!
こんな感じにできました♡
 
白くて綺麗だね〜!!!
 

 
一気に食べきれないので、
背側1冊と、腹側2冊は利尻昆布で昆布締めに。
(できれば羅臼が欲しいけど、羅臼の大きなものが手に入らない;;
 

 
そして、背側の1冊はお刺身でいただきまーす!
 
ほんとは、キッチンペーパーとかで巻いて1日寝かしたほうが
水気が抜けて美味しいと思うんだけど、
待ちきれない…ッ!
 

 
薄ぅ〜くそぎ切りにして…
 


万葱をたーっぷり添えて、ポン酢でいただきます!
 

 
旬の全力なマゴチじゃない感じはするけれど
それでも美味しい!
新鮮すぎず、でも、熟れさせる余地がまだ十分あるかんじ。
 
昆布締めにしないで、蒸せばよかったー!って思うところもありつつ…

 

ごちそうさまでした!