昨日、お蕎麦パーティーをしたの。
大学に入学したものの、新型コロナウイルス感染症の影響で
この1年、東京に出てこられなかった
一番上の姪がいよいよ上京することになったのと、
7番目の姪が小学校に入学することになったのと、
8番目の姪が幼稚園に通い始めることになったのと、
わたしの引越しを兼ねた、(兼ねすぎ??
お蕎麦パーティー!
贅沢でしょ?
しかも、大人女子4人と、うら若き小児女子2人の、女子会☆
で、土曜日の朝4時から打ちました、計20人前(うち失敗4人前)。

この日は、粗挽きの「玄挽」8人前、丸抜きの「信濃」8人前
計16人前、重さにしておよそ2.4kg。
この風景をみるのが、ほんと幸せッ!!

また、風呂敷に包んだ姿も、いいでしょ?
で、これを女子6人で平らげるんだけど、
どっちが美味しかったかって、
ダントツで「玄挽」だったみたい。
お蕎麦にうるさい姉が
「お蕎麦美味しすぎ!もう、お店いりません」
なんて言ってくれるほどw
お世辞でもそういうことは言わない、というか、
思ったことをそのまま口から出してしまう癖の人がそういうことを言ってくれると
ほんとに嬉しい。
どこまでも登れちゃうよね!
そんなこんな、お蕎麦パーティーを終えたあとに残ったのは、
延しがよすぎて蕎麦切り包丁が切りきれずに
サザエさんの沢庵級につながってしまった4人前のお蕎麦。
そして、前の日に買い出しに行ったついでに寄ってしまった
大井町の魚春さんで仕入れた、大粒の牡蠣。

これは、牡蠣蕎麦にするしかない!
ってな具合で、牡蠣の太白オイル煮をつくることになったんです。
牡蠣のオイル煮といえば、大抵がオリーブオイルを使うんだけど
これはお蕎麦に合わせたいので、ニンニクも唐辛子も使わず、
太白ごま油で作っていきます。
コッチのほうが日本人の口に、スっと馴染むと思うんだよね〜
<作り方>
まずは、牡蠣に一掴みくらいガサーっとお塩を入れて、
軽くモミモミします。
大根おろしで洗う、とかあるけれど、お塩でオッケー。

流水にさらして、塩と出た汚れを洗い落とします。

ザルにあげて水を切ったら
キッチンペーパーなどで、しっかり!水を拭き取ります。

強火で熱したフライパンに、ごま油をひきます。
少しコクが欲しいので、このときは普通のごま油を使いました。

一般家庭用のガス台の火力は、3600kcalが最大なんだけど、
これは、業務用で6400kcalまで出るので、
牡蠣から水分が出ても、びしゃびしゃにならずにカリッカリに。
昨日届いたばっかで早速使ってみたけれど、
こんなに違うんだ〜…!っていうかんじ。
ビシャビシャに水分が出てくる場合は、
水気がなくなるまで水分を飛ばしてください。

水分が飛んだら、太白ごま油を牡蠣がひたるくらい入れます。
量はお好みで。
牡蠣より、「牡蠣の味が滲み出たオイル」のほうがお蕎麦には大事b

しばらくグツグツと煮てから、火を落とします。
が、
牡蠣から水分がたくさんでて、ここまでの間に煮ている場合は、
油に熱が通ったら火を落とした方がいいかも?

こんなかんじで、瓶に詰めたらできあがり!
さて、これを、失敗したお蕎麦といただきましょうか!

牡蠣は飾り、ダイジなのはオイル!!
オイルをかけて、チロっと蕎麦汁をかけたら、
そこはもう、牡蠣と蕎麦の大舞踏会…ッ!
蕎麦好きで、この味を知らない人がいるのであれば
人生の8割がた損していると言っても過言ではないと思う。
そのくらい素晴らしい。
写真だと白髪葱をあしらっているけれど、
合うのは、辛み大根。
いつから山葵に乗っ取られてしまったのかわからないけれど、
「お蕎麦には辛み大根」が定番ではなくなってしまったことが、
非常に悔やまれて仕方がない。
でも、お店で食べられないおかげで、
自分で作る楽しみがあるのだ。
ありがたい。
そんなこんな、
牡蠣に助けられながら、
失敗した蕎麦も余さず美味しくいただきました。
ごちそうさまでした!