鯉のグリル

鯉をいただく③|「昆布締めと握り」「グリル」「ハラス」「煮こごり」

今月の7月4日に初めて捌いた鯉。
半身は、「洗い」と「湯霜造り」と「吉野打ち」で頂いたので、
もう半身も、いろいろお料理していきます。

捌いた記録はコチラ▶︎
 

昆布締めと握り

新鮮な鯉の切り身を、酢で拭いた羅臼昆布に片側だけ当てます。
7月4日に捌いて、その日に当てました。
 

 
2日後に取り出し、薄く切って、
果肉を取り出した酢橘と、おろしたての山葵、塩で頂きます。

色がとても綺麗!
そして、昆布の旨味と鯉の優しい脂の甘みが相まって
とても美味しい。

脂の乗った鯛のような…
アイナメのような…?
 

 
そして、4日目。
2日目よりだいぶ昆布が回ってきた感じだけど、
鯉、昆布にまったく負けていません。
昆布の旨味と相まって、甘い、美味しい!

これはお寿司にしたい…!
 

 
握りました。
口へ運びました。
とても痛いです…ッ!

そぎ切りをしているので、骨のストロークが長くなり、
お刺身で頂く場合は気にならないんだけど、
酢飯と頂くことで舌を使うせいか、殺傷能力が上がるらしいw

これは、ちょっと人に「どうぞ」と出すには
余りにも痛い食べ物だし、
薄く切ってからも骨抜きができなかったから…

ん…?だったら叩いたらよくない?
 

 
ってことで、叩きました。

はい、完璧ですね♡

皮目の脂と身が混ぜこぜになったことで
より鯉の脂の旨味がねっとりと絡まるというのか。
うんみゃ〜♪

骨があるのは分かるけど、
普通に美味しいレベルの骨感。

鯉、素晴らしいです…!!

 

鯉のグリル

鯉の吉野打ちで骨切りしたものが
ふんわりトロトロで骨も当たらず頂けたので、
グリルにもしてみました。
 

鯉の身を1mmくらいの間隔で骨切りします。
尻尾の方は、より骨が密になっているので、丁寧に皮目ギリギリまで入れます。

塩胡椒をし、180度のオーブンで10分ほど焼きます。

焼けたら、身をバーナーまたはガスで炙り、オリーブオイルで焼いたニンニク、トマト、ナス、ズッキーニと盛り合わせます。

 
鯉から出た脂で、表面がサクッと仕上がり、
中がフワッといただけるひと皿。
うなぎの白焼きみたいなかんじ。

今回は、ガスで炙りましたが、
炭で焼いて蒲焼のタレでも付けたものなら、
うなぎ以上に美味しい鯉重ができあがりそう!

今回はもう身が残っていないので
来月の課題にしておこうかしら♡
楽しみです。
 

 

ハラス

鯉を刺身の柵にする際、腹ビレを付けたままではお邪魔そうだったので切り離したハラス部分。
1尾の魚の中で、最も脂が乗った部位。
鮭ハラスは聞いたことあるけど、鯉ハラス。

自分で捌くと、いろんな部位が頂けて楽しい♡

ここを、ただお塩を振って焼きます。
脂の海…!!

これだけの脂を蓄えたお魚ですから、美味しい訳です。

 
鮭ハラスを食べると、食べたあと胃がもたれてしまうけれど
鯉の脂がいいのか、サラリと頂けて、まったく気持ち悪くならないの。
これが、昔から滋養にいいと言われてきた鯉ならでは、なのか…。
 

 

煮こごり

鯉は、ゼラチン質が豊富だということで
捌いた際に出た、頭、骨などのアラを、
以前作った「透き通った鯉こく」で炊き、
その際の煮汁に、卵とワタを入れ、煮こごりに仕立てました。
 

 
卵のプチプチに、ワタのコリコリとした食感、
ゼラチンもかなり出たのか、ブリブリに近い固まり具合です。
ウロコも一緒に炊いたら、カチコチになりそう!

これを熱々のご飯に乗せて…!

という欲に駆られますが、
炭水バケモノには負けません。
想像だけいただきます♡

コラーゲンブームの影で、
実はコラーゲンは、体内から摂取してもあまり意味がないということですが、
これだけ密度の高いゼラチンを頂けるとなると
多少は体内に摂り込めそうな気がしますw
 

 

2尾の鯉で「鯉をいただく①、②、③」と作ってきましたが、
これだけではまだ頂き足りないくらい。

次に捌けるとしたら7月末か、8月頭か。
鯉に恋するお料理をどこまでつくれるかな♪

鯉さん、ありがとう!
ごちそうさまでした☆